座談会つきの上映会に行って来ました。
湊かなえさんの小説は好きで何冊か読んでいて、湊さん原作のこの映画にも、興味があったんです。
でも、映画も観逃したまま、小説もまだ読んでいなかったので、わくわくと出かけて行きました。
おもしろかった~~~!
そして、SNSってコワイ・・・。
座談会のとき、「どんな人にこの映画を勧めますか?」というテーマがありました。
「SNSのマナーを知らない人」という意見もありましたが、「でもきっと、マナー違反をする人は、自分のそれに気づかないだろうね。常識的な人が『やっぱり気をつけないとね・・・』と再確認するきっかけにはなるだろうね」という意見もありました。
確かに・・・。
匿名なだけに言いたいことが言えてしまうし、自分には無関係っちゃ無関係だから発言が適当だし、わ~~~と盛り上がるけど、話題にならなくなるのもあっというま。
そんなノリでSNSをしている人は、何がマナーなのかがわからなくなってしまうかも。
自分がただの傍観者ですめばいいけど、もし、殺人事件ではないにしろ、何かの容疑者にされてしまう可能性も、なくないよねぇ。
傍観者として黙って見ているのも、なんだか卑怯な気がするけど、何か意見を出すと、適当な発言をする人々と同じになってしまう気もするし。
マスコミの報道の仕方もこわいよね。
最近でも、持ち上げるときはわ~~~っと持ち上げて、落とすときは、手のひらを返すような報道があったけど。
時々、中年以上の犯罪者の中高生時代の顔写真が出るときがありますよね。
あららは、なんで?と思っていたけど。
座談会に出席していた方々も同じように思われていたようで。
昔の写真をほいほいマスコミに差し出す人は、SNSで適当な発言をする人と同じだよね、とおっしゃっている方もいました。
あと、ビルの屋上から飛び降りようとしている人や、焼身自殺を図っている人を撮影する人も、こわいよね、とか。
のんきに撮影してないで、止めるとか、警察・消防に通報するとかしなさいよ!とか。
人と改めてこんなことを話す機会って、今までなかったけど。
あららが「んんん???」と思っているのと同じように思う人がいたことに、嬉しいやら、安心やら。
と、まったく映画の内容からは離れてしまったけれど。
観たあとでこんなにいろいろなことを考えて話し合えるなんて、これがおもしろい映画だという証明なのでは。
スタッフの方によると、映画ではワイドショーが事件の報道をしているという設定でしたが、原作では週刊誌がその役割をしているんですって。
原作だとどんなふうなのか、興味ある!
是非読んでみなくては。