当たった鑑賞券で観てきました。
スウェーデンの映画だそうです。
スウェーデンの映画って、あんまり観たことがないなあ。
観たことがあるのは、『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』『ロッタちゃんはじめてのおつかい』くらいか・・・。
アスペルガー症候群のシモンの理解者は、兄のサムだけ。
サムは彼女と暮らすために家を出たのですが、両親はシモンとの接し方がよくわからず、戸惑っています。
そこで、サムはシモンも一緒に暮らすことを彼女に提案するのですが、結局、シモンが原因で、彼女は家を出て行ってしまう・・・。
落ち込んだサムのため、規則正しい生活を続けたい自分のために、シモンがサムの新しい彼女を探すというストーリーです。
アスペルガー症候群の人は、言語や認知の発達には異常が見られないのですが、社会性が欠如していて、対人関係を築くのが苦手なのだそうです。
他に、人に触られるのが苦手で、特定の興味や習慣、動作、儀式などにとても執着するのだそうです。
確かに、自分の習慣に固執されすぎると、周りの人もそれに合わせるのは大変かも・・・。
でも、周りの人が「この人はそういう人なんだ~」と柔軟に受け入れられる人ばっかりなら、アスペルガー症候群の人本人も、周りの人も、普通に生活できそうな気が。
シモンがサムの新しい彼女候補として狙いを定めたイェニファーは、まさに、そんな柔軟なキャラクター。
天真爛漫というか、無邪気というか、どんなことも「そうなんだ~」と受け入れられちゃう感じ。
サムとイェニファーが恋人同士になるかどうかはわからないけど、あららは、きっと、なれるんじゃないかな、なって欲しいな~と思いました。
シモンの、サムの新しい彼女を探すために行動がなかなか突飛で、ストーリーもおもしろかったし、出てくる女の子たちの服装を見るのも楽しかったな。
つけているピアスが、日本ではあまり見ないもののような。
親指くらいありそうな大きなお魚とか、スヌーピーやムーミン(に、あららには見えたけど・・・)とか。
部屋の装飾とかも、もっときちんと見ておけばよかったなあと思いました。
とてもおもしろい映画だったけど。
なぜシモンの両親は、シモンとの接し方がよくわかってないんだ?
もう18歳(確か。サムは23歳)になるというのに。
サムがある程度大人になるまでは、どんな生活をしていたんだろうか・・・。
ま、シモンの理解者がサムのみ、というところから始まる話なので、設定上、そういう両親にするしかなかったのかな。